そもそもファッションって?
すっかり日本語として定着している今、もはや説明する必要はないかもしれません。グローバル化が急ピッチで進んでいる業界であり、原語と和訳は解釈の範囲が異なる場合が多い為、基本知識として再確認してみました。
服装や髪形に限らず、振る舞いや行動なども「ファッション」であり、「ファッションビジネス」といった場合、単に衣服だけでなく衣食住生活すべてにわたって、新しくて、それまでとは違った形や様式を作ったり売ったりする経済活動のことを指している。
こうした考えは、ニューヨーク州ファッション工科大学(FIT)のJ.A.ジャーナウとB.ジュデール両教授が1960年代出版した著書「Inside the Fashion Buisiness」によって世界に広まったとされています。その後、日本で出版された訳書「ファッションの概念は、ある特定の時期及び場所で、多く種類の人間がそれを受け入れ、またはそれに従う衣服のスタイル変化の過程の一連のものを指す」と紹介され、それ以前のとくに衣に属する「モノ」という概念を払拭し、ライフスタイルや生き方、行動様式などの「こと」もファッションと認識されるようになった。
現在でも、ブレザーとボタンダウンのシャツに白い靴下というアイビールルックで固めた団塊の世代を見かけますが、「VAN」が、一世を風靡し、その創設者でありデザイナー、評論家でもあった石津謙介が「ファッションとは衣食住、ライフスタイル全般のこと」を定義を拡大する追い風となった。
また、産業会では、85年、当時の日本商工会議所及び東京商工会議所の会頭であった五島昇氏が、「ファッションとは衣食住を含む生活文化に係る全産業をファッション系産業という」と定め、業界の拡大を推進した。
こうしてファッションが服飾のみの意味をする時代は終わり今に至っている。
(via ファッション業界大研究)